A CHILDHOOD MEMORY.

子どもの頃、ベッドの上でビー玉を転がして遊んだ記憶から、Nyacro(ニャクロ)は生まれました。

布を押して、そっとずらす。生まれたくぼみや傾斜に沿って、小さな球が転がる。その行方を見ながら、もう一度、布に触れる。私たちは、この小さな動きを見つめて考える遊びを、画面の中でつくっています。

Nyacroは、株式会社フラットビットスタジオが企画・デザイン・開発する物理パズルゲームです。布と球の動き、画面の操作、猫のアニメーション、素材や光、小さな音。それぞれが同じ遊びにつながるように設計しています。

PRESS. SLIDE. RELEASE.

Nyacroで指先が触れるのは、柔らかなクッションに張られた布です。布を押し、押したまま横へずらし、指を離す。その操作によってできた地形を使い、球をゴールへ導きます。

少し布を寄せると、球の進む方向が変わる。指を離しても、寄せた布やシワが残り、次の操作の出発点になります。いま見えている布の形を読みながら、次にどこへ触れるかを考える。その繰り返しが遊びになります。

制作で大切にしているのは、指の動き、布の変化、球の反応がつながって感じられることです。自分が布を動かした結果として、球がどう転がったのか。その関係を目で追えることが、次の一手を考える手がかりになります。

UNDERSTAND THROUGH MOVEMENT.

私たちはUI/UXを設計するとき、どの国の人にも分かりやすく、シンプルであることを大切にしています。Nyacroでも、遊ぶために必要なことが、見て触れるうちに伝わる画面を目指しました。

最初の操作は、猫の短いアニメーションで示します。布へ構え、押し、横へずらし、離す。文章で順番を説明する代わりに、これから自分が行う動きを見せています。失敗やクリアしたときも、同じ白い線の猫と記号で結果や次の操作を伝えます。

画面では、布と球の動きを見ることを優先しています。遊び方を知るとき、盤面を選ぶとき、もう一度挑戦するとき。それぞれの場面で必要な操作を整理し、パズルに向ける注意を保てるように考えています。

A QUIET WORLD. A CAREFUL MOVE.

Nyacroの舞台は、猫のソファーを思わせる柔らかな布の上です。木の机や畳、差し込む光、ゆっくりと動く葉影。布の素材と周囲の小物、光の方向や柔らかさまで、一つの情景として整えています。

その穏やかな眺めの中で、遊ぶ人は球の行方を慎重に見守ります。どこに傾斜をつくるか。どこで指を離すか。障害になる球との距離を見ながら、小さな操作を重ねていきます。

私たちがつくりたいのは、静かにドキドキするパズルです。思いどおりに進まないもどかしさも、自分の操作と球の動きから感じられるものにしたい。そのために、情景の美しさと、布や球の状態の読み取りやすさを、あわせて考えています。

SMALL SOUNDS.

音も、画面の中で起きたことを伝える要素です。木のボタンを押す短い音、球が触れる音、ゴールへ収まる柔らかな音、猫の声。小さな変化に耳を向けられるよう、情景に合う環境音と組み合わせています。

見た目と音の印象が揃っていることも、制作で大切にしている点です。柔らかな布や光の中で、どんな音が聞こえると自然に感じられるか。操作の反応として伝わるか。布と球に集中する時間を、音からも整えています。

FROM A MEMORY TO A GAME.

子どもの頃の遊びを出発点に、指先の操作と布の動きを組み立て、球の反応を確かめる。その体験に合う画面、猫の表現、光や音を考える。Nyacroでは、企画からデザイン、開発までをつなげながら、一つのゲームをつくっています。

布が少し動き、球が転がり始める。その変化を見て、次に触れる場所を考える。Nyacroを通じて、そんな小さな動きに集中する時間を届けたいと思っています。

Nyacroは発売前です。以下のストアリンクは、公開後の掲載先としてご案内しています。

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